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auの法人携帯の乗り換え(MNP)方法とは?予約番号の発行方法など手続きについて徹底解説
法人携帯の通信コストや契約プランの見直しにおいて、電話番号を変えずに乗り換えられるMNP(モバイルナンバーポータビリティ)は非常に便利です。しかし、法人契約は個人契約と異なる手続きや必要書類があり、不安を感じる担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
本コラムでは、auの法人乗り換えに焦点を当て、料金プランから具体的な手続きまでを網羅的に解説します。 MNP予約番号の発行方法、必要な書類、乗り換え時の注意点や費用についても詳しくまとめていますので、スムーズな乗り換え準備にお役立てください。
目次
法人携帯の乗り換え(MNP)とは?
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)は、お使いの電話番号をそのままに、契約する通信キャリアだけを切り替えるための制度です。
企業にとって電話番号は重要な資産であり、その変更は取引先への周知や名刺・Webサイトの修正など、多大な業務負荷を伴います。MNPを活用すれば、こうした事業運営への影響を回避しながら、コスト削減や通信環境の見直しといった課題を解決できます。
まさに、事業戦略に合わせたキャリアへ移行するための強力な選択肢となります。
auの法人携帯の料金体系
auの法人向け料金プランは、多様なビジネスシーンに対応できるよう設計されています。データ通信をほとんど利用しない企業から、外での作業や大容量ファイルの送受信が頻繁な企業まで、無駄なく自社にフィットするプランを見つけることができるでしょう。
さらに、auの大きな特徴は、携帯電話単体のコストに留まらない点にあります。オフィスでお使いの固定回線やインターネットとセットで割引になる「auスマートバリュー」など、企業の通信インフラ全体でコストメリットを追求できるサービスも用意されています。
また、単なるコスト削減だけでなく、KDDIが提供するクラウドサービスやIoTといったDXソリューションとの連携も視野に入れることで、将来の事業拡大を見据えた戦略的な通信基盤の構築までサポートを受けられる点も魅力的です。
auの料金プラン
auの代表的な法人向け料金プランと通話オプションは以下の通りです。ビジネスシーンに合わせて最適な組み合わせを選択できます。
また、指定の条件を満たすことで、「auスマートバリュー」で毎月1,100円(税込)、「法人割」で毎月1,210円(税込)が永年割引となり、さらにお得に利用可能です。
※表は各種割引前の価格です。
| プラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
|---|---|---|
| スマホミニプラン + 5G/4G | ~1GB | 4,928円 |
| 1GB~3GB | 6,578円 | |
| 3GB~5GB | 8,228円 | |
| 使い放題MAX + 5G/4G | 無制限 | 7,788円 |
| 通話オプション | 内容 | 月額料金(税込) |
|---|---|---|
| 通話定額ライト2 | 1回5分以内の国内通話が無料 | 880円 |
| 通話定額2 | 国内通話が24時間かけ放題 | 1,980円 |
参考:スマホミニプラン+ 5G/4G|モバイル/携帯料金プラン・割引|au法人向け|KDDI株式会社
使い放題MAX+ 5G/4G|モバイル/携帯料金プラン・割引|au法人向け|KDDI株式会社
通話定額2/通話定額ライト2 | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
他キャリアからauへのMNP乗り換え手順(法人向け)
現在契約中のキャリアからauへの乗り換えは、計画的に進めれば決して難しくありません。大まかな流れは「①現キャリアで準備」→「②auで契約手続き」→「③利用開始」の3ステップです。
まず、現在契約しているキャリアで、電話番号引き継ぎのための「MNP予約番号」を取得します。その後、法人契約に必要な書類などを揃え、auショップや法人専門の代理店等で契約手続きを行います。審査完了後、新しいSIMカードや端末が手元に届けば、簡単な初期設定(開通作業)を経てauの利用がスタートします。
現在のキャリアでの予約番号取得方法
乗り換え(MNP)手続きの第一歩は、現在契約中のキャリアから「MNP予約番号」を発行してもらうことです。
この番号は、各キャリアのWebサイト、電話窓口、店舗等で発行してもらえます。また、現在のご契約が法人代理店経由であれば、その営業担当者へ連絡することでも発行手続きを進められる場合がほとんどです。
注意点として、発行されたMNP予約番号には発行日を含めて15日間の有効期限が定められています。この期限を過ぎてしまうと番号は無効となり、再度取得し直す手間が発生します。乗り換え先での手続きにかかる時間も考慮し、計画的に進めることをおすすめします。
auでの申し込みの流れと必要な書類
まず、auショップや法人代理店でプランを選定し、見積りを取得します。提示された内容で契約意向が固まったら、手続きに進みます。その際に、MNP予約番号(有効期間15日間)の取得や法人契約に必要な書類の準備をしましょう。
法人専門の代理店の場合、営業担当者によるオフィスへの訪問対応も可能なため、店舗へ出向くことなくスムーズに手続きが進められます。
【申し込みから開通までの流れ】
1.料金プランと機種を決定
2.MNP予約番号と必要書類を提出して契約を申し込む
3.審査完了後、新しいSIMカードや端末を受け取る
4.開通手続き(この時点で現在契約中のキャリアは自動解約となります)
【主な必要書類】
・登記簿謄本(発行から3ヶ月以内)
・手続き担当者の本人確認書類(運転免許証など)
・手続き担当者の在籍確認書類(名刺、社員証など)
・法人印(または代表者印)
・支払い手続きに必要なもの(キャッシュカード、クレジットカードなど)
他キャリアからauへ乗り換える際の注意点
他キャリアからauへの乗り換え(MNP)をする前に、現在契約中のキャリア側でいくつか確認すべき重要なポイントがあります。
まず、利用中の端末を分割払いで購入していて、残債が残っている場合です。auへ乗り換えた後も引き続き(分割または一括で)支払う必要があります。
また、ご契約中の料金プラン内容も確認しておきましょう。プランによっては契約期間が定められており、いわゆる「更新月」以外のタイミングで乗り換えると、契約解除料が発生する可能性があります。
他にも、業務で利用中のキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)や、貯まっている独自ポイントの扱いがどうなるかも重要です。これらは乗り換えによって失効するケースが多いため、事前に必ず確認しておきましょう。
auから他キャリアへのMNP乗り換え手順(法人向け)
auから他キャリアへの乗り換え(MNP)を検討される場合も、手続きの基本的な流れは同じです。まずauでMNP予約番号を取得し、その番号を利用して乗り換えを希望するキャリアで契約の手続きを進めます。
法人契約においても、乗り換え先キャリアの回線が開通した時点で、auとの契約は自動的に解約扱いとなります。そのため、担当者様が別途auへ解約の連絡を入れる必要がなく、スムーズな移行が可能です。
MNP予約番号の発行手続き
auの法人契約におけるMNP予約番号は、「au受付窓口」または「法人代理店(営業担当者)」へ電話することでスムーズに取得できます。契約内容に関する本人確認が行われますので、契約情報を手元に準備しておきましょう。
【主な取得窓口】
①au受付窓口 0077-7071/0120-925-041
②auまたは法人代理店の営業担当者
他キャリアへの申し込み方法と必要書類
乗り換え先のキャリアが決まったら、取得したMNP予約番号を持参し、そのキャリアのショップや法人代理店で契約手続きを行います。
【申し込みから開通までの流れ】
1.料金プランと機種を決定
2.MNP予約番号と必要書類を提出して契約を申し込む
3.審査完了後、新しいSIMカードや端末を受け取る
4.開通手続き(この時点でauは自動解約となります)
【主な必要書類】
・登記簿謄本(発行から3ヶ月以内)
・手続き担当者の本人確認書類(運転免許証など)
・手続き担当者の在籍確認書類(名刺、社員証など)
・法人印(または代表者印)
・支払い手続きに必要なもの(キャッシュカード、クレジットカードなど)
必要書類はキャリアによって異なる場合があるため、事前に乗り換え先キャリアに確認しましょう。
auから他社へ乗り換える際の注意点
MNP転出手数料は2021年4月に廃止されましたが、契約条件によっては「更新月」以外の解約で違約金が発生する場合があります。
また、機種代金の分割払いが残っている場合、乗り換え後も支払いは続きます。Pontaポイントやauのキャリアメールアドレス(@au.comや@biz.au.comなど)は引き継げないため、事前に確認しておきましょう。
auの法人携帯の乗り換え(MNP)に関するよくある質問
法人携帯の乗り換え(MNP)では、個人契約とは違った疑問や課題が生じがちです。ここでは、担当者様が抱えやすい質問と、その解決策をまとめました。乗り換えプロジェクトを円滑に進めるための参考にしてください。
予約番号の有効期限は?
MNP予約番号が有効なのは、発行日を含めて15日間です。この期間内に乗り換え先のキャリアでの手続きを完了させる必要があります。番号を取得したら間を置かずに手続きを進めるのが賢明です。
複数台同時に乗り換える場合の対応は?
複数台、あるいは数十台規模での一括乗り換えも、もちろん可能です。しかし、台数が増えると予約番号の管理や手続きが煩雑になるため、法人代理店への依頼をおすすめします。代理店なら、複数回線の手続きから最適なプラン選定、導入後のサポートまで一括して任せられます。
乗り換え(MNP)にかかる費用・解約金は?
MNP転出手数料は2021年4月に廃止され無料となりましたが、法人契約の条件によっては解約違約金が発生する場合があります。また、乗り換え先キャリアでの新規契約事務手数料が別途かかります。
他にも、利用中の機種代金の分割払いが残っている場合は、その残債の支払いも必要ですのでご注意ください。
法人携帯の乗り換えならベルパーク
法人携帯の乗り換え(MNP)は、コスト削減の大きなチャンスですが、手続きの煩雑さやプラン選定の難しさが担当者様の負担になりがちです。
ソフトバンクとauの一次代理店であるベルパークでは、利用用途やご要望に応じて、お客様のビジネスに最適なキャリア・プランをご提案いたします。
さらに、情報漏えい対策や管理効率化のために導入を検討される企業が多いMDM(モバイルデバイス管理)も併せてご提案可能です。SIM挿入やフィルム貼りをはじめ、複雑なMDM設定もキッティングサービスで代行し、導入時のご負担を大幅に軽減します。 安心して法人携帯を導入・運用できる体制づくりを、ワンストップでサポートいたします。
法人携帯の乗り換えに関するご相談・お問い合わせはこちら
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まとめ
本コラムでは、auの法人携帯における乗り換え(MNP)をテーマに、他キャリアへの乗り換え・他キャリアからの乗り換えの手順や注意点について解説しました。
乗り換え(MNP)は、企業の重要な資産である電話番号を変えることなく、通信コストやサービス内容を見直せる有効な手段です。auの安定した通信品質や豊富なソリューションは大きな魅力ですが、他社にも独自の強みがあります。
自社の利用状況や優先順位(コスト、品質、サポート体制など)を明確にし、最適なキャリアを選択することが重要です。どのキャリアやプランが自社に最適かお悩みの場合は、ぜひベルパークまでご相談ください。


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