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法人向けタブレットのおすすめ機種5選!料金や選び方、活用方法まで解説

業務効率化やDX推進のために法人向けタブレットの導入を検討しているものの、種類の多さや契約の複雑さに頭を悩ませていませんか?
「どの機種が自社に最適なのか」「個人向けと何が違う?」「料金はどのくらいかかるのか」など、担当者様の疑問は尽きないことでしょう。
本記事では、おすすめ機種5選から選び方のポイント、料金プラン、さらには具体的な業務活用シーンまでを網羅的にご紹介いたします。
目次
タブレットを法人契約するメリットとは?
タブレットの導入は、業務効率化や生産性向上を目指す多くの企業にとって、有効な選択肢です。ここでは、まずビジネスシーンを革新するタブレットのメリットについて、3つのポイントに分けて解説します。
大きな画面で資料が見やすい
タブレットの大きな利点は、スマホよりも画面が格段に大きく、視認性が高い点にあります。お客様との商談では、紙の資料のように1対1で覗き込む必要がなく、複数人で画面を共有しながらスムーズな説明が可能です。
スマホの画面ではストレスだった、細かい数字が並ぶExcelシートや複雑な図面なども快適に閲覧できます。ピンチアウト操作で自在に拡大・縮小できるため、現場での図面確認やデータ編集の作業効率も大幅に向上するでしょう。
さらに、商談時に印刷していた提案書をタブレットで表示することで、ペーパーレス化にも繋がります。インク代や紙代といった、目に見える経費の削減にも直結します。
PCより軽くて持ち運びしやすい
ノートPCと比べた際の、タブレットならではの大きな強みが「持ち運びやすさ」です。
多くのモデルが1kgを切る軽さで、ビジネスバッグにもすっきりと収まるため、毎日の持ち運びが苦になりません。
さらに、スリープ状態から一瞬で復帰できる起動の速さも魅力です。
必要な時にさっと取り出して、営業先ではスマートにプレゼンを始め、建設現場では図面を確認、店舗のバックヤードでは在庫をチェックできます。これまでノートPCを開くのがためらわれた移動中の電車内や、立ち仕事の合間といった隙間時間も、全てが貴重なビジネスチャンスに変わるでしょう。
タッチ操作が直感的で誰でも使いやすい
キーボードやマウスを必要とせず、指先一つで直感的に扱えるのも魅力の1つです。多くの従業員が普段から使い慣れているスマートフォンと操作感がほとんど変わらないため、分厚いマニュアルを読み込まなくても、誰でもすぐに使いこなせます。
そのため、IT機器の操作に苦手意識を持つ従業員や、PCスキルに不安があるスタッフでも、抵抗なく業務に取り入れることが可能です。導入時の研修コストや現場の混乱を最小限に抑え、全社へのスムーズな展開が期待できます。
法人向けタブレットの活用方法

タブレットの導入は、全社的な生産性向上への大きなきっかけとなり得ます。ここでは、5つの活用方法を具体的に解説します。
デジタル提案ツールとして活用
商談から契約、報告まで営業活動の全てを効率化するのに有効です。
タブレットを活用することで、商談時に動画や画像を交えた提案を行うことが可能です。また、業務アプリや社内システムをタブレットにインストールしておけば、その場でお客様の要望を聞きながら見積書を即時に作成できます。
契約時にはタブレット画面に直接サインをいただくことで、紙の契約書や郵送の手間なく、その場でスムーズに契約を締結できます。
商談後はタブレットからCRMへ活動報告ができるため、帰社後の事務作業をなくし、営業の生産性を最大化します。
バックオフィスから現場まで全社の業務を効率化
タブレットはバックオフィスの定型業務から、流動的な現場作業まで、社内全体の生産性向上にも有効です。
例えば、勤怠管理にタブレットを活用することで、事業所の入り口などに置いた共有端末から全従業員が手軽に打刻できます。また、人為的な集計ミスや月末の手間を削減し、総務・人事部門の業務を大幅に効率化します。
さらに、建設現場などオフィス外では、常に最新の図面やマニュアルを安全に閲覧できます。現場の写真をそのまま報告書に添付してリアルタイムで共有することもでき、事務所との往復時間といった見えないコストの削減にも繋がるでしょう。
顧客満足度と業務効率を両立
小売店や飲食店では、タブレットが「業務効率」と「顧客満足度」を同時に高める鍵となります。
モバイルPOSレジとして活用すればレジの行列を緩和でき、スタッフがその場で在庫をリアルタイムに確認することで「機会損失」を防ぐことも可能です。
さらに接客ツールとしても活躍し、プロモーション動画を流したり、インバウンド顧客向けに多言語で商品説明を表示したりと、お客様の購買意欲を向上できるでしょう。簡単な満足度アンケートをお願いしてお客様の声を集めることも可能です。
意思決定を迅速化するペーパーレス会議
タブレットを導入すれば、会議の準備から意思決定までのプロセスが劇的に変わります。
会議資料はクラウド上で共有するため、印刷やホチキス止めといった準備の手間とコストを削減できます。会議直前の急な資料差し替えも簡単です。
また、会議中は発表者の画面を同期したり、デジタルホワイトボード機能で議論を可視化したりすることで、参加者全員の理解を深め、議論の質を高めます。さらに、役員は移動中でも稟議の確認・決裁を行えるため、ビジネスの停滞を防ぎ、組織全体の生産性の向上が期待できます。
学習効果と管理効率を高める研修ツール
研修コンテンツの配信から、学習管理、効果測定まで、人材育成のプロセス全体を効率化するのに有効です。
研修資料に動画やミニクイズなどを組み込むことで、受講者はゲーム感覚で楽しみながら学習できます。一方的な講義形式よりも学習内容への理解が深まり、知識の定着率向上が期待できるでしょう。
また、eラーニングシステムを導入すれば、受講者一人ひとりの進捗管理や、テストの自動採点が可能になります。研修運営にかかる手間と、印刷費や会場費といったコストの大幅削減が可能です。
法人向けタブレットの選び方
法人向けタブレットを最大限活用するには、機種選定が重要です。単にスペックや価格を比較するだけでなく、自社の業務内容や将来の拡張性までを見据え、多角的な視点で判断することが、投資対効果を最大化する鍵となります。
その判断軸となる3つの重要なポイント、「OS」「携帯性」「費用対効果」について解説します。
用途に合ったOSを選ぶ
タブレット選びで最初に決めるべきは、PCと同様にOSの選定です。操作性や対応アプリがOSによって大きく異なるため、自社の主な利用用途を明確にしておきましょう。
【iPad OS】
AppleのiPadに搭載されているOSです。直感的な操作性とセキュリティの高さが大きな魅力で、ITに不慣れな従業員でもスムーズに利用を開始できます。
また、デザインや映像制作、プレゼンテーションなどで力を発揮する、高品質でプロフェッショナルなアプリが豊富に揃っている点も強みです。
【Android】
多様なメーカーから端末が発売されており、価格や機能の選択肢が非常に豊富です。特定の業務用アプリの利用や、コストを抑えて複数拠点へ大量導入したい場合に有利です。カスタマイズ性が高い点も特徴です。
【Windows OS】
普段使っているPCとほぼ同じ感覚で操作でき、Microsoft Officeとの親和性は抜群です。外出先でもPCの代わりとして、文書作成や表計算といった使い方がメインであれば、Windowsタブレットが最適です。
画面サイズと重量で選ぶ「携帯性」
営業先への持ち運びや、外出先での作業がメインとなる場合、タブレットの携帯性は非常に重要です。
お客様への商談やプレゼンの際に利用するのであれば、資料が見やすい10インチ以上の大画面が活躍しますが、その分、重量も増す傾向にあります。一方、移動中にさっと取り出して使うような手軽さを重視するなら、片手でも扱いやすい8インチ前後で、500g以下の軽量モデルが最適です。
作業のしやすさと、持ち運びのしやすさのバランスを、自社の利用シーンに合わせて見極めましょう。
スペックとコストで判断する「費用対効果」
タブレット選びでは、単純な本体価格だけでなく、長期的な費用対効果を見極めることが重要です。
価格は、動作の快適さに関わる処理性能(CPU)やデータ容量(ストレージ)によって大きく変動します。また、接続方法も価格を左右し、外出先でもタブレット端末単体で通信できるセルラーモデルは、Wi-Fiモデルより高価になるのが一般的です。
加えて「耐用年数」も考慮しましょう。安価なモデルはOSアップデートが早期に終了し、セキュリティリスクが高まることも考えられます。長期的に安心して使うためには、発売時期が新しく、サポートが長い機種を選ぶのが、結果的にコストパフォーマンスを高めることに繋がるでしょう。
法人向けタブレットおすすめ機種5選
様々なビジネスシーンでの活躍が期待できる、おすすめの5機種を厳選してご紹介します。
自社に最適な機種を選定する際にお役立てください。
iPad(A16)
ビジネスシーンでの十分な性能と、優れたコストパフォーマンスを両立した、新世代のスタンダードモデルです。A16 Bionicチップを搭載し、日常的な事務作業からWeb会議、資料作成まで幅広い業務を快適にこなせるため、複数台をまとめて導入したい企業様におすすめです。
項目 | スペック |
---|---|
プロセッサ | A16 Bionicチップ |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB |
メモリ | 非公開 |
重さ | Wi-Fiモデル:477g / Wi-Fi + Cellularモデル:481g |
画面サイズ | 11インチ |
コネクタ | USB-C |
SIM | eSIM |
生体認証 | Touch ID |
バッテリー | 【全モデル】 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間 【Wi-Fi+Cellilarモデル】 携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間 |
カメラ | 12MP広角カメラ |
防水・防塵 | 非対応 |
参考:11インチiPad (A16) – Apple(日本)
iPad Pro(M4)
最新のM4チップを搭載した、「プロ」のための最高峰モデルです。動画編集や3Dデザインといった極めて高い処理性能を要求される専門業務や、PCの完全な代替として活用したい経営層・役員に最適で、負荷の高い専門的な作業もストレスなく快適にこなせます。
項目 | スペック |
---|---|
プロセッサ | Apple M4チップ |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB |
メモリ | 非公開 |
重さ | 【11インチ】 Wi-Fiモデル:444g / Wi-Fi + Cellularモデル:446g 【13インチ】 Wi-Fiモデル:579g / Wi-Fi + Cellularモデル:582g |
画面サイズ | 11インチ / 13インチ |
コネクタ | Thunderbolt / USB 4対応のUSB-Cコネクタ |
SIM | Face ID |
生体認証 | eSIM |
バッテリー | 【全モデル】 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間 【Wi-Fi+Cellularモデル】 携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間 |
カメラ | 12MP広角カメラ |
防水・防塵 | 非対応 |
iPad mini
携帯性と片手で扱えるコンパクトさが魅力のモデルです。店舗スタッフのオーダー端末や、フィールドワーカーの電子野帳、訪問介護での記録用デバイスなど、常に動きながら情報を確認・入力する必要がある業務に最適です。
Apple Pencil(第2世代)にも対応し、機動性を損なうことなく、メモやサインといった手書き入力もスムーズに行えます。
項目 | スペック |
---|---|
プロセッサ | A17 Proチップ |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
メモリ | 非公開 |
重さ | Wi-Fiモデル:293g / Wi-Fi + Cellularモデル:297g |
画面サイズ | 8.3インチ |
コネクタ | USB-C |
SIM | eSIM |
生体認証 | Touch ID |
バッテリー | 【全モデル】 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間 【Wi-Fi+Cellularモデル】 携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間 |
カメラ | 12MP広角カメラ |
防水・防塵 | 非対応 |
法人向け Surface Pro 10
Windows OSを搭載し、タブレットの手軽さと高性能なノートPCのパワーを一台に集約した、2in1モデルです。非常に高性能な頭脳(CPU)を搭載しているため、たくさんの資料を同時に開いたり、動画を編集したりといった、PCに負荷がかかる作業もサクサク快適にこなせます。
PCとタブレットの2台持ちをなくし、全社のIT環境をWindowsで統一したいと考える企業様におすすめです。
項目 | スペック |
---|---|
プロセッサ | IntelFootnote® Core™ Ultra 5 プロセッサ 135U IntelFootnote® Core™ Ultra 7 プロセッサ 165U NPU:IntelFootnote® AI Boost |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB / 64GB |
重さ | 885g |
画面サイズ | 13インチ |
コネクタ | USB-C |
SIM | eSIM |
生体認証 | 顔認証(Windows Hello カメラ) |
バッテリー | 【Wi-Fi専用モデル】 通常のデバイス使用で最長 19 時間 【Wi-Fi + 5Gモデル】 通常のデバイス使用で最長 16 時間 |
カメラ | 超広角 1440p クアッド HD カメラ |
防水・防塵 | 非公開 |
参考:法人向け Surface Pro 10 | Microsoft Store 日本
DIGNO Tab2 (5G)
建設現場や工場、医療・介護の現場など、通常とは異なる厳しい環境での利用に特化した高耐久モデルです。防水・防塵・耐衝撃性能に加え、濡れた手や手袋をしたままでも操作可能なタッチパネルを搭載しています。アルコールでの清拭にも対応しており、一時的な故障も許されない、事業の根幹に関わる重要な業務に最適です。
項目 | スペック |
---|---|
プロセッサ | MediaTek Dimensity®6100+[2.2GHz(2コア)+2.0GHz(6コア)] |
ストレージ | 64GB |
メモリ | 4GB |
重さ | 約530g |
画面サイズ | 約10.1インチ |
コネクタ | USB Type-C |
SIM | nanoSIM / eSIM |
生体認証 | 顔認証(Class1)/ 指紋認証(Class3) |
バッテリー | 7,000mAh |
カメラ | アウトカメラ:約800万画素 / インカメラ:約500万画素 |
防水・防塵 | 防水(IPX5/8)/ 防塵(IP6X)/ 耐衝撃 |
参考:DIGNO® Tab2 5G | タブレット端末 | 法人向け | ソフトバンク
法人向けタブレットの料金
法人向けタブレットの通信費は、導入する端末が「セルラーモデル」か「Wi-Fiモデル」かによって異なります。
セルラーモデルの場合
タブレット端末本体の価格に加え、月々のデータ通信プランの料金で構成されます。ここでは、代表的なキャリアであるソフトバンク、ドコモ、auの法人向けプランを例にご紹介します。(2025年7月時点の情報です)
【ソフトバンク】法人向けの独自機能が充実
ソフトバンクでは、利用するデータ量や使い方に応じて、特徴の異なる複数のプランを選択できます。
例えば、メールやWeb閲覧といったライトな業務には「データ通信専用プラン(3GB)」が適しています。このプランは「5年おトク割」の適用で、5年間は月額990円(税込)という低価格で利用可能です。※6年目以降は月額1,408円(税込)になります。
一方、Web会議などで大容量通信が必要な場合は、同プランの50GB(月額5,280円/税込)が選択可能です。特にこの大容量プランは、利用時間を業務時間内に制限できる法人ならではの機能も備えています。
さらに、すでに社用スマホがある従業員向けには、月額1,078円(税込)からデータ量を分け合える「データシェアプラン」も用意されており、より柔軟なコスト管理が実現できます。
参考:データ通信専用3GBプラン | 法人のお客さま向け料金 | 法人向け | ソフトバンク
データ通信専用50GBプラン | 法人のお客さま向け料金 | 法人向け | ソフトバンク
データシェアプラン | 法人のお客さま向け料金 | 法人向け | ソフトバンク
【ドコモ】安定した通信とシンプルなデータシェア
ドコモのタブレットプランは、主にスマートフォンのデータ容量を分け合う「データプラス」が中心です。月額1,100円(税込)の「5Gデータプラス」を追加すれば、ペアとなるスマホのデータ容量をタブレットで利用できます。
特に、親回線がドコモの法人向け無制限プランの場合、タブレットでも月30GBまで利用できるのが大きな魅力。安定したドコモ回線を、既存のスマホ契約を活かしてお得に使いたい企業様におすすめです。
【au】手頃な料金でデータシェアを開始
auでは、タブレット単体で利用する「タブレットプラン」と、スマホと連携する「タブレットシェアプラン」の2種類が用意されています。
「タブレットプラン」は、通信量に応じて3GBと50GBのプランから選択可能です。一方、すでにauのスマートフォンを契約済みの場合は、月額1,100円(税込)からデータ容量を分け合える「タブレットシェアプラン」でお得に運用を開始できます。
参考:タブレットプラン3 5G/4G|モバイル/携帯料金プラン・割引|au法人向け|KDDI株式会社
タブレットプラン50 5G/4G|モバイル/携帯料金プラン・割引|au法人向け|KDDI株式会社
タブレットシェアプラン 5G/4G|モバイル/携帯料金プラン・割引|au法人向け|KDDI株式会社
Wi-Fiモデルの場合
Wi-Fiモデルのタブレットは月額の通信契約が不要なため、通信料は0円です。社内のWi-Fi環境が整っている場所での利用がメインであれば、追加の通信費なく導入できるのが大きなメリットです。
しかし、外出先で利用するにはスマートフォンのテザリング機能に頼ることになります。これには、親機であるスマホのバッテリーを急激に消耗させたり、接続のたびに手間がかかったりといった明確なデメリットがあり、かえって業務効率を落とす可能性が考えられます。
また、公共Wi-Fiの利用はウイルス感染や情報漏えいのリスクが高まるため、セキュリティに関する厳格な運用ルールの設定が不可欠です。
タブレットを法人契約する際の注意点

タブレット導入後のミスマッチを防ぎ、効果を最大限に引き出すために、法人契約において特に留意すべき3つのポイントを解説します。
機種によってはeSIMのみ
最近のiPadなど、機種によっては物理的なSIMカードが不要な「eSIM」にのみ対応している場合があります。iPadにおけるeSIM対応は比較的早く、2018年秋以降に発売されたモデルの多くがeSIMを利用可能です。
eSIMは、遠隔で開通手続きができ、紛失や破損のリスクがないというメリットがある一方、注意点も存在します。
例えば、故障時に代替機へ自分でSIMを差し替えて即座に業務を再開する、といった柔軟な対応が難しくなります。また、機種変更時の手続きも物理SIMとは異なるため、大量の端末を管理する企業は、事前にその運用フローを確認しておくことが重要です。
セキュリティ対策が必要
業務で活用するタブレットは、顧客情報や社内資料といった機密情報を扱うため、紛失・盗難時の情報漏えいを防ぐ仕組みが不可欠です。
具体的には、MDM(モバイルデバイス管理)を導入することで、万が一の際には遠隔操作で端末にロックをかけたり、データを完全に消去したりすることが可能になります。
また、全端末でパスワードポリシーを統一したり、業務外アプリのインストールを制限したりすることもでき、社内のセキュリティレベルを高く維持できます。
利用シーンで通信モデルを判断する
利用シーンとコストを天秤にかけ、最適な通信モデルを選ぶことが重要です。
Wi-Fiモデルは本体価格を抑えられますが、利用はWi-Fi環境下に限定されます。一方、セルラーモデルは高価になりますが、場所を選ばずに通信できるため、営業や現場担当者の生産性を最大化します。
「スマートフォンのテザリング機能を使えば良い」と考えがちですが、これには親機であるスマホのバッテリーを急激に消耗させたり、接続のたびに手間がかかったりといった明確なデメリットが潜んでおり、かえって業務効率を落とす結果になりかねません。
法人向けタブレットならベルパーク
ここまで、法人向けタブレットのメリットから選び方、注意点までを解説してきました。しかし、最適な機種と料金プランを選び、全社に展開するまでには、専門的な知識が不可欠です。
ベルパークは、ソフトバンクとauの正規代理店として、お客様のタブレット導入を検討段階から導入後まで、ワンストップでサポートいたします。
お客様の業務内容や課題を丁寧にヒアリングし、豊富な知識と実績から最適な機種と料金プランをご提案します。さらに、導入時の面倒な初期設定(キッティング)やMDMによるセキュリティ対策、導入後の継続的なサポートまで、一括してお任せいただくことも可能です。
法人向けタブレットの導入に関するご相談や無料お見積もりは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
法人向けタブレットのメリットや活用方法、選び方のポイントからおすすめの機種まで、幅広く解説しました。タブレットは、導入することで業務効率化や生産性向上に大きく貢献する可能性を秘めたデバイスです。
しかし、自社の状況に最適な1台と料金プランを選び、万全のセキュリティ対策を施して導入・運用していくのは簡単なことではありません。
法人向けタブレットの導入でお悩みの際は、ぜひ一度ベルパークにご相談ください。
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