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データSIMでパソコン・タブレットを快適に利用しよう!
データ通信のみのSIMがあることをご存じですか?「外出先からPCを使って仕事をしたい」「フリーWi-Fiを使うとセキュリティが心配」といったお悩みはデータSIMを活用することで解決できます。
この記事では、パソコンやタブレットでデータSIMを使うメリットや活用するべき理由を解説します。
※本記事において、パソコンはLTE対応PC(SIM内蔵PC)を指します。
目次
データSIMとは?
データSIMは、データ通信専用のSIMカードです。通常のSIMカードとは異なり、音声通話機能は含まれていません。この特性から、データSIMはパソコンやタブレットなどのデバイスでインターネット接続を行う際に最適です。外出先での作業や移動中のインターネット接続において、安定したデータ通信を提供します。
データSIMと音声通話SIMの違い
音声通話SIMは、データ通信と音声通話の両方に対応しています。電話番号が割り当てられるので、通話やSMSの送受信が可能です。音声通話機能を含むため、データSIMより料金が高くなる傾向にあります。
一方、データSIMは音声通話やSMSの機能はありません。パソコンやタブレットなど、インターネットアクセスのみを必要とするデバイスでよく使用されます。機能が限られているため、比較的安価になることが多いです。
データSIMはパソコン・タブレットに最適
データSIMをビジネスで利用すれば業務効率化や通信コストの削減に繋がります。ここでは4つのメリットをご紹介します。
外出先でもネットワークに接続できる
いつでもどこでもインターネットに接続することが可能です。そのため外出中の隙間時間にパソコンからメールを返信したり、オンライン会議に参加したりできます。場所を選ばずに作業ができるため、業務効率化にも繋がります。
セキュリティの心配なし
公共のWi-Fiに依存することなく、個人専用のネットワーク接続を確立できます。公共のWi-Fiは暗号化されていないものやなりすましのアクセスポイント等、悪意のある第三者に情報を抜き取られる危険があります。データSIMを使用することでそのリスクを回避できます。
安定した回線を利用できる
大手キャリアの回線を利用するため安定した通信環境を構築できます。ですが、MVNO事業者※が提供する格安のデータSIMはキャリアから回線を借りて運営しているため、利用者が増える時間帯は通信速度が遅くなることがあります。
※MVNO事業者とはMobile Virtual Network Operatorの略で、自社の回線網を待たずキャリアから通信設備や回線を借りてサービスを提供する事業者のこと。
テザリング不要
外出先での作業やリモートワークをする際に行っていたスマートフォンとのテザリングが不要になります。使うたびに接続設定する必要もなくなります。テザリングは便利な機能ですが、スマートフォンのバッテリーを消耗したり、端末が熱を帯びて動作が遅くなったりと不便を感じることも少なくありません。また、テザリング中に電話に出ると通信が途切れてしまうといったお悩みからも解放されます。
上手に活用すればコスト削減も!
テザリングはスマートフォンのデータ通信を利用します。そのため、スマートフォンのデータ契約量が5GBと少ない場合、すぐに上限に達してしまう可能性があります。利用できるデータ量を増やすこともできますが、月々の利用料金が増えてしまいます。
データSIMであれば、データ通信のみなので5GB以上の大容量プランが比較的安価に契約できます。スマートフォンのデータプランを見直すより安く契約できる可能性があり、コストを抑えることができるかもしれません。
データSIMの注意点
海外での利用は控えよう
契約内容によっては海外利用できる場合がありますが、全てのデータSIMが利用できるわけではありません。また、海外対応しているSIMでも利用料金が高額になる可能性があります。海外でパソコンやタブレット等の端末を使用したい場合は、各空港にあるレンタルルーターの利用も検討しましょう。
契約するデータ通信量に注意
基本的に、データSIMはデータ通信量ごとに料金が設定されています。設定された通信量を超えると、低速になってしまい仕事に影響を及ぼしかねません。業務を効率化させるためにも、予めどれくらいのデータ通信量が必要なのか計算しておくと良いでしょう。
利用用途別データ通信量の目安
パソコンとタブレットのデータ通信量の目安は以下の通りです。ぜひ、契約する際の参考にしてみてください。
5GB | 10GB | 20GB | 50GB | |
webサイト閲覧 | 約1万ページ | 約2万ページ | 約4万ページ | 約50万ページ |
メール | 約50万通 | 約100万通 | 約200万通 | 約500万通 |
メール(写真付き) | 約2,500通 | 約5,000通 | 約1万通 | 約2万5,000通 |
Zoom(ビデオあり) | 約7.4時間 | 約14.8時間 | 約29.6時間 | 約74時間 |
※テキストのみのメールサイズを約10KBと仮定
※写真1枚あたり約2MBと仮定
※ビデオ通話の品質は高品質 約1.5Mbps(約675MB/時)と仮定
タブレットはモバイルデバイスのため、一部アプリケーションやサービスがモバイル向けに最適化されている可能性があります。データ使用量が異なる場合がございますが、あくまで目安としてお考え下さい。
データSIMをパソコン・タブレットで使う手順
①SIMカード対応のLTE対応PC(SIM内蔵PC)・タブレットを用意する
機種によっては、これから用意しようと思っているSIMカードが対応していない場合があります。事前に確認したうえで、端末を準備しましょう。
②データ通信専用SIMカードを購入・レンタルする
SIMカードには複数のサイズがあるため、カードのサイズが用意したLTE対応PC(SIM内蔵PC)・タブレットの挿入口に合っているか、申し込みの際に確認しましょう。
③APN設定を行う
SIMカード挿入後、インターネット接続するためのAPN(アクセスポイント)設定を行わなければなりません。
ベルパークでもデータSIMを取り扱っています
ベルパークでは”Bell SIM”というデータSIMを取り扱っています。ベルパークは格安SIMと呼ばれるMVNO事業者ではありません。ソフトバンク回線のデータSIMをベルパークがレンタルしています。そのため、安定した通信環境をご提供します。
ビジネスの利用用途別に契約できるよう、20GBと50GBのプランをご用意しています。ご要望に合わせて20GB以下の低容量プランもご案内可能です。通信コストの削減はもちろん、法人携帯やセキュリティ強化等もまとめて対応可能です。お気軽にお問い合わせください。
まとめ
データSIMは通話機能がないため、お得にデータ通信を利用したい企業にとって最適です。LTE対応PC(SIM内蔵PC)やタブレットでの作業は、会社の重要な情報を取り扱うことも少なくありません。セキュリティ強化の面からもデータSIMの導入は効果的でしょう。
また、高速データ通信で効率よく業務をするためにも、利用用途と必要なデータ通信量をしっかり把握したうえで、契約をするようにしましょう。