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LINE WORKSとLINEは何が違う?導入メリットや便利機能も紹介
業務でLINEを使っている場合は、LINE WORKSに切り替えるのがおすすめです。LINE WORKSとLINEの違いを知れば、LINE WORKSがよりビジネス向けであることを理解できるでしょう。LINE WORKSのメリットや、LINEとの違いを詳しく解説します。
目次
LINE WORKS(ラインワークス)とLINEの違い
LINE WORKSとLINEはまったく別のサービスです。LINE WORKSはどのような点がLINEと違うのか、LINE WORKSの特徴と併せて解説します。
登録の仕組み
LINE WORKSは個人向けのLINEと異なり、アカウントが独立していて、端末や電話番号とはひも付かない仕様です。携帯電話の端末や電話番号が変わっても、LINE WORKSは引き続き利用できます。
登録の際に入力する電話番号は、あくまでも認証のために使うものです。個人のLINEアカウントでLINE WORKSの利用を開始しても、それぞれがひもづけられることはありません。
LINE WORKSで誰かとやりとりしたい場合は、招待した相手に登録してもらうか、こちらで相手を事前登録する必要があります。自動的に相手とつながれてしまうLINEと異なり、LINE WORKSではコミュニケーションの相手を主体的に選べるのです。
機能
LINEのビジネス版であるLINE WORKSには、LINEにはない機能が豊富に備わっています。LINE WORKS特有の主な機能は以下の通りです。
- ファイル・フォルダの検索
- 外部サービスとの連携
- ノートの共同編集
- 画面共有
- 大人数での音声・ビデオ通話
- アドレス帳の使い分け
- 管理者画面
- 管理ログ・モニタリング
LINE WORKSとLINEには、既読確認機能にも大きな違いがあります。LINE WORKSでは、自分が送信したメッセージについて、読んだ人や未読者まで把握することが可能です。
料金
個人向けのLINEは、すべての機能を無料で利用できます。一方LINE WORKSでは、フリー・スタンダード・アドバンストの3プランから選択が可能です。有料プランにするとユーザー数が無制限になり、ストレージ容量も増加します。
スタンダードプランでは、フリープランの全機能に加え、管理者機能やカスタマーサポートの利用が可能です。アドバンストプランなら、さらにDriveやメールも利用できるようになります。
フリープランでも30人まではLINE WORKSの基本機能を無料で使えるため、まずはフリープランで試してみるのがおすすめです。
LINE WORKSを導入するメリット
LINE WORKSは、多くの企業に導入されているビジネスチャットツールです。ビジネスシーンでLINE WORKSを活用するメリットを確認しましょう。
LINEと同じように使える
ビジネスチャットツールを新たに導入する場合、使い方を覚えてもらうための研修が必要になるでしょう。研修を実施するためには手間やコストがかかってしまいます。
しかしLINE WORKSは、使い勝手がLINEとほとんど変わらないため、研修を実施する必要がありません。多くの人がプライベートでLINEを使っている現状、LINE WORKSなら導入後すぐに活用してもらえます。
LINE WORKSではスタンプ機能もLINEと同様に使えるほか、無料通話・ビデオ通話機能も搭載されています。LINEを使っているいつもの感覚で、ビジネスコミュニケーションの活性化を図ることが可能です。
豊富なビジネス向け機能
LINE WORKSには、業務に役立つ機能が豊富に搭載されています。LINE WORKSだけで業務効率の改善を図れるため、ほかのビジネスツールを導入する必要がありません。
さまざまな外部サービスと連携できる点もメリットです。例えば、勤怠管理サービスや顧客データ管理サービスと連携させれば、業務効率化や売上向上に活用できます。
社内や企業間のやりとりだけでなく、一般のLINEユーザーと直接チャットでやりとりすることも可能です。一般LINEユーザーとのやりとりは、すべてのログを保存・閲覧できます。
セキュリティが強固
LINEと比較してセキュリティが大幅に強化されている点も、LINE WORKSの大きなメリットです。日本の法令や国際規格を遵守し、国際認証を取得した高レベルのシステムでサービスを管理しています。
LINE WORKSでは管理者がユーザーやログを管理できるため、やりとりに問題が発生した場合は、過去にさかのぼって確認が可能です。知らないところでトラブルが発生するのを防げます。
盗難や紛失によるデータの流出を防げるのも特徴です。LINE WORKSには遠隔削除機能が搭載されており、端末を直接操作できない状況でも、遠隔操作で端末内のデータを消去できます。
LINE WORKSのおすすめ機能
LINE WORKSには、ビジネスに役立つ豊富な機能が備わっています。日々の業務で活用できる主な機能を押さえておきましょう。
トーク機能
トーク機能はLINE WORKSにおけるメインの機能です。通常のLINEと同様に、なじみのある画面でトークや通話を行えます。豊富なスタンプを活用すれば、ビジネスシーンでも気持ちを伝えやすくなるでしょう。
トークのグループ機能にはノート機能が備わっています。チームやグループの範囲内で情報を共有・記録できる便利な機能です。業務日報の整理や在庫・受注の管理にも活用できます。
LINE WORKSのグループでは、メンバー共通のスケジュール管理やファイルの共有・管理を行うことも可能です。より効率的な情報共有を実現できるでしょう。
掲示板機能
LINE WORKSのホーム画面は、掲示板としても活用できます。掲示板機能を使うと、LINE WORKSユーザー全体で情報の共有が可能です。ファイル添付や画像・動画の挿入も行えます。
予約投稿や下書き保存を利用すれば、空いた時間を利用した掲示板への投稿も可能です。プッシュ通知や必読設定などの機能により、見逃しや確認漏れも防止できます。
掲示板で公開範囲や投稿の権限を設定できるのは、管理者または掲示板の管理者のみです。一方でトークのノートでは、チームやグループのメンバー全員が投稿の権限を持ち、投稿は全メンバーに公開されます。
Drive機能
LINE WORKSのDriveとは、クラウド上にあるストレージのことです。Driveにデータを保存することで、いつどこからでも端末を問わずデータにアクセスできます。
Drive機能を活用すれば、テレワーク中の従業員との共同作業もスムーズです。Driveとトーク・ノート・掲示板を連携させることで、ファイル添付や保存もDriveから直接行えます。
社外の人とDrive内のデータをリンクで共有したい場合、ワンタイムパスワード認証を設定すれば、安全にデータ共有が可能です。
カレンダー・タスク機能
LINE WORKSのカレンダー機能では、個人やチームメンバーの予定を確認できます。他チームのメンバーをお気に入りに設定すれば、スケジュールの共有が可能です。
カレンダー機能では、共用設備や備品の予約管理も行えます。会議室や社内備品を登録しておくことで、利用したい人が予約を入れてスムーズに使えるため、管理業務の無駄を削減できるでしょう。
やるべきことを登録・管理できるタスク機能も便利です。担当者を選択すれば、ほかのメンバーへの作業依頼も簡単に行えます。タスクへのデータやファイルの添付も可能です。
どうしてLINEではダメなの?
従業員の大半がLINEを使い慣れているのであれば、LINE WORKSではなくLINEでも事足りるのではないかと考えがちです。LINEの代わりにLINE WORKSを使った方がよい理由を解説します。
情報漏えいのリスクがある
業務で通常のLINEを使う場合、やりとりの履歴や保存データは従業員のLINEに残ります。従業員のセキュリティリテラシーが低ければ、従業員のLINEから情報が漏えいしかねません。
LINE WORKSを導入すればログを管理できるため、実際に情報が漏えいしても経緯を追跡できます。責任の所在を明らかにしやすくなることから、従業員による情報漏えいの抑制も図れるでしょう。
LINE WORKSはビジネスシーンでの利用を前提としているため、LINEに比べてセキュリティが大幅に強化されています。LINEの代わりにLINE WORKSを使うことで、自社の情報管理体制も強化できるのです。
誰とつながっているのか把握できない
個人のLINEを業務で使うと、従業員がLINEを通して誰とやりとりしているのか分かりません。使い方ややりとりの内容は、完全に従業員任せになってしまいます。
顧客や取引先とのコミュニケーションツールとしてLINEを使う場合は、特に注意が必要です。自社にとってマイナスになるような内容のやりとりが行われれば、損失を被る恐れがあります。
一方LINE WORKSなら、従業員がやりとりしている内容を把握することが可能です。自社に不利益なやりとりが行われないように、適切に管理できます。
プライベートと切り分けたい従業員がいる
使い慣れたLINEをそのまま仕事でも使いたいと考える従業員がいる一方で、プライベートのLINEを仕事で使うことを嫌がる従業員もいます。
LINEを業務でも使用した場合、従業員のプライベートな部分を顧客や取引先に見せてしまうことにもなりかねません。社外の人から個人的な誘いを受けるなど、さまざまなトラブルに発展する恐れもあります。
LINEの代わりにLINE WORKSを導入すれば、仕事とプライベートの切り分けが可能です。公私混同を嫌がる従業員に配慮できるため、導入もスムーズに進むでしょう。
まとめ
LINE WORKSとLINEは、登録の仕組みや機能・料金が異なります。LINEと同じように使えることや、豊富なビジネス向け機能を搭載していることが、LINE WORKSのメリットです。
LINE WORKSの導入を検討する場合は、ベルパークで法人携帯とセットで契約するのがおすすめです。