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法人向け格安SIMのメリット・デメリットとは?個人向けと違う点も解説

法人向け格安SIMのメリット・デメリットとは?個人向けと違う点も解説

スマホやタブレットにかかる通信費を安く抑えられると近年人気が高まっている格安SIM。

 

MMD研究所が行った「2020年3月格安SIMサービスの利用動向調査」[注1]によると、携帯電話・スマーフォン利用者のうち、格安SIMメインの利用は全体の20.4%に上り、2014年から一貫して増加傾向にあるそうです。

 

[注1]2020年3月格安SIMサービスの利用動向調査

 

利用が広がる格安SIMですが、個人向けだけではなく法人向けもあるのです。

どちらにせよ格安SIMのメリットは何といっても価格ですが、一方でデメリットもあります。

 

よく確認して契約をしなければ、後で余計に負担が増えて後悔するケースもあるかもしれません。

そこでこの記事では、法人向け格安SIMは個人向けとどう違うのか、また法人契約のメリットとデメリットについて解説します。

 

契約後に後悔しないために、事前にチェックしてみてください。

 

格安SIMの法人向けと個人向けの違い

法人向け格安SIMと個人向け格安SIM、大きく違う点は4つあります。

それは、「契約方法」「支払方法」「料金形態」「一元管理」です。それぞれ見ていきましょう。

契約方法

契約方法は、個人向けの場合はインターネット上で契約を完結させることがほとんどです。

しかし法人向けの場合、契約回線が多くなれば窓口へ問い合わせをして、担当が対応してくれるケースもあります。

 

また、契約の際に用意するべき必要書類も個人よりは多く、本人確認書類や担当者の本人確認、社員証が必要なケースもあり、紙ベースで提出することが多いのも特徴です。

支払方法

個人向けの場合はクレジットカードでの支払いしか選べませんが、法人向けの支払方法は口座振替が一般的です。

銀行振込に対応している会社もあります。

料金形態

同じサービス会社でも、個人向けと法人向けのプランは別々で用意されています

 

プランが異なれば料金も異なります。また、個人向けに展開されているキャンペーンやセット割は法人では適用されません。

ただ法人割引で個人よりも安くなるケースが多いでしょう。

 

料金を確認する際は、サービス各社の法人向けページを参照してください。

一元管理が可能

法人の場合は、たいてい複数のSIMを契約するでしょう。

 

その場合ひとつひとつの管理が手間では?と思うかもしれませんが、法人で契約したSIMを管理画面などで一元管理が可能になっている会社も多数ありますので、管理がしやすいものを選ぶのがおすすめです。

法人向け格安SIMのメリットは3つ

まず法人向け格安SIMのメリットについて3つご紹介します。それぞれ順番に見ていきましょう。

1.格安SIMの一番の魅力は低価格の料金プラン

格安SIMの業者は、MVNO(仮想移動体通信事業者)といい、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアからアンテナや基地局に通信ネットワークなど回線の設備を借りてサービスを提供しています。

 

そのため設備投資費用がかからず、使う回線を必要に応じて借りることが可能です。

また、店舗を持たない事業者が多く、人件費や店舗の維持にかかるコストも抑えられます。

 

その結果として月額料金を安く設定できているのです。

また安価な上に、法人で複数台を契約すると割引になることもあり、さらにお得感があると言えます。

 

※2021年9月時点のプランと価格の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

2.契約期間や解約金など「縛り」が少ない

格安SIMでは「縛り」と言われる最低契約期間がなく、解約による違約金がないケースも多くあり、法人向けも同様。

 

その場合、不要になった分の契約解除を必要に応じて行うことができます

状況に応じてコストを調整できる点は、法人にとってはメリットです。

 

また、契約プランの変更も簡単です。

必要なデータ容量に変動があった場合は、最適なプランに変更することで、業務効率化やコストの最適化につながります。

 

格安SIMは、少量のデータ通信プランも多く揃っているため、少量から初めて様子をみて増やすこともできるでしょう。

3.プランがシンプルで選びやすい

格安SIMの料金プランはいたってシンプル。

 

音声通話ができるものとできないもの、必要なデータ容量の2つを決めるだけです。
音声通話をしたい場合は音声通話SIMを、通話はアプリを利用したインターネット経由のもので済ませる場合は、データ専用SIMが良いでしょう。

 

音声通話SIMかデータ専用SIMかを選択したら、必要なデータ容量に応じたプランを選択するだけ。

サービス会社によっては、音声通話の利用頻度や通話の長さによって、通話プランが選べるものもあります。

格安SIMのデメリット

では、格安SIMのデメリットとはどこにあるのでしょうか?順番に見ていきましょう。

MVNOによって通信速度に差がある

平日の昼や夕方、夜間などネットを使う人が多い時間帯は回線が混み合うため、大手キャリアを契約している人でも遅くなるのが一般的です。

 

格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借りているだけですから、余計に混みやすく通信は不安定で遅くなります。

MVNOによって借りている設備の回線容量や顧客数が変わるため、速度に差が生まれます。

 

後悔しないためには、速度が遅くなるMVNOを選ばないことです。
ただし、最近はMVNOの通信環境も改善され、速度にそれほど不満を抱かないケースも増えています

キャリアメールが使えない

大手キャリアでも最近提供開始された格安プランはキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)のアドレスが使えませんが、格安SIMではもともとキャリアメールが使えません。

 

しかし、YahooメールやGmailなどのフリーメールサービスを使うことは可能です。

契約会社を変えてもアドレスが変わらず使用できるため、最近はこうしたメールサービスを活用する会社も増えています。

実店舗が少ないため対面サポートが受けにくい

使っていてわからないことがあったり、故障かもしれないと思った時は店舗へ行って相談できた方が安心と思う担当者も多いかもしれません。

 

しかし MVNOのほとんどは、人件費削減の面などから対面サポートを受けられる店舗が限られているのです。

その代わり遠隔操作のサポート体制を充実させています。

 

対面でサポートを受けたいと思う担当者には、格安SIMは少し不便に感じる可能性があります。
ただし、最近は店舗数を増やしているMVNOもあるので、行きやすい場所に店舗がある会社を選べば問題ないでしょう。

 

法人契約では、大口の場合など窓口の担当者が付くケースもあります。

初期設定は自分で行う必要がある

大手キャリアでは店側で大まかな初期設定を行ってくれるオプションもありますが、格安SIMの場合は自分で初期設定(APN設定など)を行う必要があります。ただし、説明書がついてきますから、2分程度の簡単な操作で完了します。

乗り換えで一時的に電話が使えなくなる可能性がある

電話番号を変えずにスマホのキャリアを乗り換える際はMNPの手続きが必要ですが、格安SIMに乗り換える場合は、MNP転出手続きの申し込みをしてから新しいSIMが届くまで2〜3日かかる可能性があります。

 

この期間は電話が使えなくなってしまうので、注意が必要です。
それを防ぐためには、MNP申し込み後、切り替えは好きなタイミングを選べる「即日MNP」ができるサービスを選びましょう。

 

即日MNPであれば、先に乗り換えの申し込みだけしておいて、新しいSIMが届いてからMNPの設定を行えます。

データSIMの場合はSMSが使えないことも

音声SIMならSMS(ショートメッセージサービス)を利用することができますが、データSIMの場合は、SMSが使えないことがほとんど。

 

オプションで機能を追加できるものもありますが、そもそもできないものもあります。

ちなみにSMS(ショートメッセージサービス)はSNSと混同されがちですが全く別物です。

 

・SMS(ショートメッセージサービス)・・・電話番号のみで相手にメッセージを送れるサービス。他社の携帯電話にも送信ができます。

・SNS(ソーシャルネットワークサービス)・・・インターネット上で発言や近況報告、写真・動画を公開したり、それに対してコメントしたり、コミュニケーションが取れるサービス。Facebook、Twitter、Instagramが代表例です。

 

また、SMSを利用するメリットは「LINEやメールアドレスを知らない相手に連絡が取れる」「予約サービスや本人認証に使われることがある」などが主に挙げられます。

 

SMSが使えないデータSIMを契約すると、後から変更しなければならないためかなりの手間が増えますので、契約前によく検討しましょう。

大手キャリアが提供する災害伝言板が利用できない

災害発生時、大手キャリアは独自の伝言板を用意し、安否登録・確認の場を提供します。

格安SIMの場合、大手キャリアが用意する災害伝言を利用できません。

 

ですが、各種SNSが用意する災害伝言板であれば利用可能です。

なお災害発生時は、回線の集中を防ぐために通話に制限がかかる可能性があります。

 

この制限は固定電話、大手キャリア、格安SIMいずれにも適用されます。

通信速度の遅い格安SIMを選ばないために知っておきたいこと

ここまで格安SIMのデメリットについて解説してきましたが、やはり最も気になるのは通信速度の問題でしょう。

 

MVNO各社は最高速度を公表していますが、これは理論的なもので実際にその速度が出ることはほぼありません。
実際の速度を計測するアプリもいくつかありますが、MVNOによっては計測している時だけ速度が速くなるケースもあります。

 

そのため、実際の利便性を確認するためには動画再生やWebページの読み込みの速度の速さを確認してみたり、ユーザーの口コミをいくつも確認してみたりすることをおすすめします。

 

また、クリックひとつで通信速度が測れるWebページがいくつもあります。

格安SIMを利用しているユーザーの口コミに加えて、通信速度を測るWebページも活用してみましょう。

 

なお、ストレスなくスマホを利用する上で必要な通信速度は、メールの閲覧なら128kbps~1Mbps程度、Webサイトの閲覧なら1Mbps~10Mbps程度、動画閲覧になると解像度などの条件により5Mbps〜が目安といわれています。

 

通信速度を測る際はこの数値を参考にしてみてください。

法人向け格安SIMは慎重に検討しよう

法人向け格安SIMにはメリット・デメリットがそれぞれあります。

 

契約の際は利用用途に合ったSIMの種類やプランを選ぶように慎重に検討しましょう。
端末とセットで契約したい場合は、希望の端末を取扱っているかどうかの事前確認も必要です。

 

比較検討が難しい、失敗するリスクを無くしたいとお考えの方は、法人携帯や買う人向けSIMを取扱う代理店に相談するという方法もあります。

当社ではスマートフォンの法人プランやSIMのレンタルなども行っており、専任の担当者がお客様に合った最適なプランをご提案しております。
※当社では格安SIMのお取り扱いはありませんが、法人用の料金プランについてご相談を受けることは可能です。

 

詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にお問合せください。

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