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法人携帯・LINE WORKS導入事例:株式会社明和サービス様
目次
◆企業紹介
埼玉県戸田市の明和サービスは、倉庫業を軸に発送代行業務を手掛けています。ダイレクトメールの受託業務、倉庫での商品の保管、管理、梱包(こんぽう)、発送代行、CD・DVD・コミックなどのクリーニングや加工業務、古物営業法に基づく古物商業務、貨物利用運送業務など、顧客が大切にする商品の発送に関わる業務を担っています。2007年の創業から順調に事業が拡大し、2023年には第8倉庫を開設しました。また、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを記載した宣言書を戸田市に提出し「とだSDGsパートナー」の認定を受けたほか、トラック運転者不足が深刻化する「2024年問題」に対応するための「ホワイト物流」の推進運動に賛同するなど、企業の社会的役割を意識した活動にも力を入れています。
今回、通信キャリアの3Gサービス終了をきっかけに、従来のガラケーから新たな端末の導入を検討しました。その結果、スマートフォン「DINGO BX2」とビジネスチャットツール「LINE WORKS」を導入し、30人以上の従業員が相互に連絡し、情報を共有できるようにしました。その導入効果について、明和サービスをサポートするベルパークの釣愛菜が、澁澤明社長と情報システム部企画開発部の課長を務める矢島輝彦様に話を聞きました。
◆トピック
課題
・写真での情報共有を法人携帯だけで完結させたい
・お客様のニーズに対応するため、業務効率化が不可欠だった
解決策
・ガラケーからスマートフォンへの切り替え
・LINE WORKSの導入
効果
・スマートフォンのカメラを使って『鮮明な画像を残せる』ようになった
・LINE WORKSは既読者が分かるので『情報共有漏れを防げる』ようになった
◆導入前の課題
「今回のソリューション導入に当たって、どのような課題をお持ちでしたか?」
澁澤社長「これまでBtoBのお客様が中心でしたが、コロナ禍を経て通信販売が増えたことで、グッズや、カタログ、パンフレットなどの紙商品を扱うBtoCのニーズも増えてきました。お客様の細かいニーズに対応できるようにしていくためには業務の効率化が不可欠であるため、今回スマートフォンと情報共有ツールの導入に踏み切りました」
矢島様「以前は社内での連絡手段がPC上でのメールでした。しかし、従業員の多くは移動を伴う現場の業務を担当しているため、連絡の見落としなどが発生していました。その際に、ガラケーで個別に連絡ができるかというと、電話は一対一の連絡であるため、うまくできないのが実情です。ショートメッセージ(SMS)を使って一斉連絡すると、ガラケーゆえに画像が見にくかったりして、情報共有に不便さを感じていました。また、物流の過程でモノが破損している場合などに、証拠を残すために写真を撮るのですが、それをガラケーのカメラの画質で撮ってしまうと、写真だけでは表現できない問題箇所などを口頭で伝えるという作業が発生します。画質を重視してデジカメで撮ることもありましたが、それだとSDカードを出してパソコンに入れるなどの作業が発生し、画像の共有に手間が掛かってしまいます。」
◆選定の理由
「いろいろな悩みがあった中で、私たちのサービスを選定していただいた理由はどんなことだったでしょうか?」
矢島様 「さまざまな課題への解決策として、ガラケーの代わりにスマートフォンを導入し、さらに普段プライベートの使用で慣れているLINEを連絡手段として採り入れた方がいいのではないかと考えました。ベルパークさんが運営するスマホショップで話をしていたところ、法人としてのスマホとLINE WORKSの導入について、具体的なプランを提案してもらうことになりました。スマホにするとコストが跳ね上がるというイメージを持っていましたが、プランを見ると思いのほか抑えられた料金設定でした。従来とほぼ同じ金額で、LINE WORKSによる業務管理もできるようになることが見えたため、ベルパークさん経由での導入を決めました。仕事柄、グローブをしている従業員が多い中で、グローブをしていても操作できるスマホを釣さんに紹介してもらったことも、背中を押してくれました。」
◆導入後の効果
「法人スマホとLINE WORKS導入後の効果について教えてください」
矢島様「スマホを導入したことで、鮮明な画像をカメラで残せるようになりました。トーク機能上で複数枚の画像をまとめて共有できるため、ガラケーよりも作業時間が大幅に削減できます。先日、海外の絵画商品を扱う機会がありました。その際に、商品に書かれた外国語がまったく分からなかったのですが、スマホで読み取りGoogleの機能を使って事なきを得ました。また、スマホでLINE WORKSを使うことで、既読者と未読者が明確に分かり、未読者に再通知もできるため、情報共有を徹底できる点も大きな効果と言えます。スタンプやグッドボタンなどでリアクションを簡単に送れるのも、コミュニケーションという意味で良いですね。さらに、LINE WORKSには掲示板機能もあるので、従業員への一斉共有が簡単にできるようになりました。スマホ・LINE WORKSの導入効果は多岐にわたります。」
◆ベルパークに今後求めること
「今後、スマホとLINE WORKSに関連して、どのような展開を考えていますか?」
矢島様「人員増を予定しており、スマホによる業務効率化の可能性を広げながら、台数を増やしていく見込みです。引き続きその支援をお願いしたいです。例えば、現在、スマホを勤怠管理にも活用できるように、試験的な自社開発を開始しています。これまでは各倉庫に置いてあるタブレット端末と社員証で勤怠を管理していましたが、スマホを使うことにより、直行直帰など本社に出社しない日も問題なく出退勤を記録できます。また、通販業務を処理する場合によく使うバーコードなどのスキャン業務をスマホでできるようにすることで、高コストなハンディターミナルなどの専用端末を使わなくても済みます。主要メンバーが共通してスマホを保有しているため、複数の作業場所で進めるような仕事も、移動しながら1つの端末で完了できます。情報システム担当者として、スマホを中心とした業務の効率化に取り組みたいと思っています」
◆ベルパークが提供したソリューション
LINE WORKS(ビジネスチャット)
LINEの使いやすさと便利さはそのままに、企業でも安心して使える管理機能とセキュリティを備えたビジネスチャットです。組織・プロジェクト・チーム単位などさまざまな組み合わせでトークルーム作成が可能、グループ機能でメンバー間のコミュニケーションが取りやすいなどLINEのトーク機能が企業向けに最適化されています。