投稿日：2023.06.20 更新日：2024.04.30

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まもる君(MDM) / Chatwork導入事例：株式会社ZERO様

◆企業紹介

千葉県市原市の株式会社ZEROは、訪問介護サービスを提供しています。自分一人では食事や掃除、入浴などの日常生活を送るのが難しいサービス利用者が、住み慣れた自宅において笑顔で暮らせるように、また、家族の負担を軽減するための支援をしています。2018年に宮崎雅弘社長が立ち上げた当時は3人だった従業員が、着々と事業所を増やしながら現在は100人を超えるほど飛躍的に成長を遂げています。業務連絡手段として携帯電話が不可欠である中、業務用の携帯電話を1、2台持ち始めたという起業当時から、ベルパークはデジタルの力で宮崎社長をサポートしてきました。今回、新たに導入した、PC/スマホ向けセキュリティソフト「まもる君」とビジネスチャットツールである「Chatwork」の導入効果について、ZEROをサポートするベルパークの宮本夏希が、宮崎社長に話を聞きます。

◆導入前の課題と効果

スマートフォン向けセキュリティ対策「まもる君」で得た安心感

宮崎社長「ベルパークの宮本さんと話す中で、Emotetというコンピューターウイルスがとても危険だと教えてもらいました。介護業界には私自身を含めて情報セキュリティの知識を持つ人があまりいないのですが、サービス利用者様の個人情報を盗まれるなどの怖いことが起きる前に、なんらかの対策を打たなくてはいけないことが分かりました。会社の規模が少しずつ大きくなるにつれて、お金に換えられないほど重要な情報も増えてきたため、それを守るための対策を打つことを決めたのです。そこで導入したのが「まもる君」でした。

インタビュアー「最近では悪意を持つ企業による個人情報の持ち出しなどの事件も起きており、まもる君導入の判断は正しかったと感じます」

宮崎社長「実際に導入してみて、セキュリティ対策をしっかり実施していることを第三者に開示しやすくなり、安心感を持つことができています。“守られている”と思えることで精神的にも楽になっていますね。セキュリティソフトというと、パソコンが重くなるといったイメージを持っていたのですが、まったくそんなことはありません」

インタビュアー「一般的なウイルス対策ソフトの中には、メモリを消費し過ぎてパソコンの動作に悪影響を及ぼすものもありますが、まもる君はそれがないことが大きなメリットだと考えています」

Chatworkに実感するさまざまな導入効果

宮崎社長「チャットワークにはさまざまな導入効果を実感しています。以前は連絡手段として電話、Gmailやヤフーなど複数種類のメール、LINEなどさまざまなものを使っていました。すると、Aさんには電話、BさんにはLINEで依頼するといったことが起きるため、情報の行き違いが起きていました。Chatwork導入によってそれを一本化できました。また、“やること”を管理できるタスク機能も大いに活用しています。現場の従業員は業務に追われているので、やることを可視化し、管理できるようすることで、忘れずに実行できるようになりました。そのほか、ファイル管理機能なども含めて、使ってみていいことしかないなというのが感想です」

インタビュアー「お話を聞いているとChatworkが企業文化として根付いているのがわかります。ほかに使うとすると、ツールごとに使い分けをするという手段はあります。例えば、企業顧客（B2B）向けにはChatworkを使い、一般的なお客様（B2C）向けにはLINEWORKSを使うといった方法です。そうすることで対象顧客ごとに業務の流れを明確に分けられるようになり、生産性が高まる可能性があります」

宮崎社長「現在は、Chatworkを役職者だけの間で利用しています。そして、全社的にはLINE WORKSを併用しています。効果を最も感じているのはログが残ることですね。ビジネスチャット導入以前は、会社携帯に通常のLINEをインストールして使っており、介護サービス利用者さんの情報をLINEで共有していました。ただ、その従業員が退職する場合などに携帯を返却してもらうと、LINEで陰口などのあまりよくないコミュニケーションをしていたことが発覚するといったことがありました。ビジネスチャット導入後は、管理者がログとして情報のやりとりを見られるようになっており、それを従業員にも伝えているため、陰口などの好ましくないコミュニケーションをしなくなっています。そうしたことをできない環境を提供することも、経営者としての責任だと今は考えています」

◆選定の理由

インタビュアー「チャットツールというと、マイクロソフトのTeamsなどさまざまなものがありますが、今回Chatworkを選定した理由はどんな部分でしたか？」

宮崎社長「まもる君、Chatworkともに、ベルパークの営業の方の説明が親切だったことが大きいですね。いろいろなツールがある中で、われわれに合うものが何かを親身になって考えてくれて、ふさわしいものを紹介してくれました。自分としてはあまり分からない領域だったのですが、現場の従業員に使ってもらい、業務を円滑に進められるようになるイメージが持てるようになりました。また、ベルパークさんは“ほかに困ったことはありませんか”といった投げ掛けもしてくれて、とても気持ちよく検討できています。特に、われわれのニーズをキャッチして提案してくれる宮本さんは素晴らしいです」

◆ベルパークに今後求めること

宮崎社長「事業拡大を予定しているので、今後もベルパークさんにサポートしてもらいたいです。例えば、どんなことを提案してもらえますか？」

宮本「宮崎社長とお話する中で、世の中がIT化していることはもちろんですが、介護現場でのiPadの活用事例を調べるなど介護業界についての知識をなるべく得られるようにしてきました。結果的にお役に立つことができて、私自身も大変うれしいです。今後も、ZERO様は事業を拡大する中で従業員の方も増えていくと思いますので、携帯電話の台数も増えていくと考えています。そうなると端末の管理も重要になりそうですね。万が一、携帯端末を紛失、盗難された時に、分単位で端末の位置情報を追える機能や、情報を保護するためにリモートで端末データを消去したりロックをかけたりできる機能もあります。特に、端末自体が高額な場合は資産をまもるという面も出てきますので、端末管理のソリューションを提案していきたいです」

ここまで見てきたように、宮崎社長の明るさと前向きな姿勢に、従業員は伸び伸びしながらも、介護サービス利用者に寄り添い、ともに成長を目指す企業文化を形作っているのが株式会社ZEROの特徴です。

成長路線を維持するためには、情報セキュリティやコミュニケーションを円滑に進めるためのデジタルツールによる支援も不可欠になってきます。ベルパークは、今後もデジタルツールを通じて同社のビジネスを支えていきます。