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法人携帯6社を徹底比較!
法人携帯を契約する際、サービス会社とプラン選びは非常に重要です。
ソフトバンク、au、ドコモ、ワイモバイル、UQモバイル、マイネオといったサービスが様々なプランを用意していますが、それぞれどんな内容を提供してくれるのか、料金はどれくらい抑えられるのか、さらにどんな独自のメリットがあるのかを確認してください。
※本記事は2021年6月24日時点の情報を紹介しています。
各社のプラン等が変更になっている可能性がありますので、最新情報に関しては各社公式サイトをご確認ください。
目次
法人携帯のプランを選ぶ3つのポイント
法人携帯を契約する際、どのサービスを選ぶかはその企業や団体がどのような問題に悩んでいるかによって変わります。
通話する時間帯や平均の通話時間、データ通信量はどの程度必要かなどによって選ぶべき会社やプランは違います。
通話の長さはどのくらいか、通話する時間帯はいつか
通話プランには、国内通話が無料になる時間が、5分まで、10分まで、通話し放題など長さによってプランが用意されています。
超過時間に関しては追加料金が発生するため、安いプランを選んだために追加料金が発生し、余計にコストがかかってしまうことがないように、利用する社員の仕事内容を把握し利用時間を想定しましょう。
また、通話をする時間帯によって通話料が変動するプランもあります。
通話プランは、それぞれの業務と照らし合わせて最適なものを選びたいものです。
通話料を抑えたいか、データ通信料を抑えたいか
法人携帯は通話だけでなく、メールの確認やテキストチャットでのやりとり、地図アプリの使用などで使うシーンも多いです。
その場合は通話料だけでなくデータ通信利用料も気にしなければなりません。
法人携帯の中ではこのようにデータ通信利用料に比重を置いたプランもたくさん登場しています。
データ使用料が安い、または使い放題のプラン、社員間でデータをシェアできるプランを選んでください。
端末を安く購入できるか
法人携帯を契約する際、端末を安く購入できるかどうかも重要です。
最新の高性能なスマホを選ぶと高額であり、分割の料金にしても負担が大きくなってしまいます。
法人向けに携帯を販売している店舗や代理店で契約をすれば、端末を格安または無料で入手できることもあるのでチェックしてみてください。
企業でどのように法人携帯を使うかを改めて考えたとき、通話がメインなのであればガラケープランを選択するという方法もあります。
ガラケーならスマホよりもさらに安いプランが揃っています。
ソフトバンクの法人携帯のサービス
ソフトバンクの法人携帯サービスは、料金プランが豊富である点が特徴。
一見複雑なプランに感じるかもしれませんが、データの使用料に応じたプランかデータ使用無制限のプランか、加えて通話をどれくらいするかで選べばいいだけなので利用状況にピッタリ合った最適なプランが見つかるでしょう。
スマホ向けやガラケー向け、タブレット向けなどありますが、以下ではスマホ向けのプランをご紹介します。
※ご紹介する料金プランに端末代は含んでおりません。
スマホデビュープラン
「スマホデビュープラン」はケータイから機種変更した場合、またはMNPで他社から乗り換えの場合に利用できるお得なプランです。
通話は、1回5分以内の国内通話が無料になる「準定額オプション+」と、すべての国内通話がし放題の「定額オプション+」から選べます。
データ容量は3Gまで使えますが繰り越しはありません。
「スマホデビュープラン」は条件が合えば、契約翌月より1年間は月額900円(税抜)でお得に使い始めることが可能。
法人携帯の導入を検討中の方や、ソフトバンクを試したい方は気軽にはじめることができるでしょう。
ミニフィットプラン+
データ容量定額制よりは利用した分だけ支払いたい、というニーズにピッタリなのが「ミニフィットプラン+」です。
変動制料金で、1GBまでなら月額2980円(税抜)、1GBを超えて2GBまでなら月額3980円(税抜)、2GBを超えて3GBまでなら月額4980円(税抜)。
また、通話は話した分だけ支払う従量課金制となっています。
ただし通話を定額にしたい場合は、1回5分以内の国内通話が無料になる「準定額オプション+」や、すべての国内通話がし放題の「定額オプション+」をつけることができます。
メリハリ無制限
「メリハリ無制限」はデータ容量無制限で利用できるプラン。
※時間帯により速度制御の場合あり、テザリング・データシェアは計30GBまで。
月額6,580円(税抜)ですが、データ利用量が3GB以下の場合は、1,500円(税抜)が自動で割引に。
月末までに30GBを超えた場合は、送受信時最大128Kbpsに通信速度が制限になりますが、30GBはかなりの大容量なので、安心してデータを使うことができるでしょう。
「ミニフィットプラン+」同様、通話は従量課金制ですが、定額にしたい場合は通話オプションをつけることができます。
通話オプションの定額オプション+
ソフトバンクの通話オプション「定額オプション+」は、24時間通話無料になるプランで、税抜1,800円(税抜)/月で通話料が固定できます。
社内にも社外にも電話をかけることが多いなら、基本の料金プランにつけるのがおすすめです。
法人向けのスマートフォン 法人基本パック
ソフトバンクには法人向けの機能が備わった、「スマートフォン法人基本パック」があります。
スマートフォン法人基本パックには、災害発生時の従業員安否確認機能や管理者が遠隔でロックできる機能などが備わっており、1回線につき月額475円(税抜)で利用可能です。
auの法人携帯のサービス
auの法人携帯サービスの特徴は、法人向け各種サポートが充実している点です。
たとえば、オフィス電波サポート24であれば、オフィス内の電波状況が不良の場合、相談することで電波状況改善のサポートをしてくれます。
このようなアフターケアの観点からauの法人携帯を選ぶというのもよいでしょう。
※ご紹介する料金プランに端末代は含んでおりません。
通話料を抑えるならケータイカケホプラン
auにも法人携帯のプランはたくさんありますが、その中でもとくに通話料が安いのはケータイカケホプランです。
月額料金2,980円(税抜)にまで通話料を抑えられます。
さらにこのプランの中には1GBではありますがデータ通信料も含まれています。
法人携帯で使うのは通話がメインで、データは少ししか使わないという企業におすすめです。
データ通信料を抑えるなら使い放題MAX 5G/4G
データ通信料を抑えたい企業におすすめなのが使い放題MAX 5G/4Gです。
通常の料金は6,580円(税抜)ですが、「家族割プラス(3人以上)」「auスマートバリュー」「au PAY カードお支払い割」などの条件が適用になる場合、月額料金は4,480円(税抜)で利用可能に。
またデータ使用量が合計3GBを以下の場合、1,500円(税抜)が自動で割り引かれます。
ただし値引きになる条件は、別途サービスへの申込やそのサービス利用に費用がかかるものがありますので、検討の際はよくチェックしましょう。
タブレットを安く使えるタブレットプラン20
auにはタブレットプラン20という、タブレットをお得に使えるプランがあります。
同プランであれば、iPadを月々5,500円(税抜)で、20GB使い放題です。
外出先でタブレットを使って情報収集をしたい、プレゼンや営業でタブレットを使いたい企業におすすめです。
ポケットWi-Fiなどを別途導入する手間を省きたい企業にも最適です。
ドコモの法人携帯のサービス
ドコモは通信エリアが広く、通信環境が安定していることで人気です。
安定して法人携帯を使い続けたい企業には最適でしょう。
割引については、「みんなドコモ割」というサービスが用意されており、グループ内の対象回線数に応じて最大1100円の割引になります。
ただし3回線以上の割引額は変わらずそのままです。
※ご紹介する料金プランに端末代は含んでおりません。
通話メインならケータイプラン
ドコモの法人携帯で通話料を抑えるならケータイプランです。
「ビジネスメンバーズ割」が適用されれば月額1,200円(税抜)で利用ができます。
データ容量は100MGなので、通話メインの方にフィットするプランでしょう。
※「ビジネスメンバーズ割」は対象の料金プランにおいて、ご利用月の末日時点で加入していることが適用条件です。
また「ビジネス通話割引」を組んでいる社員間の通話は無料です。
社員以外にも国内通話が多い場合は、音声オプションとして「かけ放題オプション」や「5分通話無料オプション」が選べます。
使った分だけの支払いでOKのギガライト
ドコモのギガライトプランは使った分だけの支払いでOKな無駄の少ないプランです。
毎月1~7GBまでであれば、使ったデータに応じて支払えるのが特徴です。
たとえば、月に使用したデータ量が1GB以下の場合なら、「みんなドコモ割(3回線以上)」、「ビジネスメンバーズ割」の両方を適用することで、月額1,980円(税抜)まで料金を抑えられます。
※「ビジネスメンバーズ割」は対象の料金プランにおいて、ご利用月の末日時点で加入していることが適用条件です。
ワイモバイルの法人携帯のサービス
格安SIM、格安スマホで人気のワイモバイルにも法人携帯プランが用意されています。
ワイモバイルはソフトバンクの回線が使えるという特徴がありますが、これは自社回線のためMVNOではないのです。
3大キャリアと比較すると店舗数が少ないと言われていますが、ワイモバイルはその中でも比較的多く、またソフトバンクの店舗でワイモバイルを扱う割合が2020年4月時点で約7割にまで拡大したそうです。
※ご紹介する料金プランに端末代は含んでおりません。
最小限の通信のみなら「シンプルS」
ワイモバイルのシンプルSは、1カ月の高速データ通信容量は3GBで月額料金1,980円(税抜)と、データ通信料が少ない企業におすすめのプランです。
1カ月に3GBを超えた場合は、最大300Kbpsへと速度制限がかかり低速になります。
また、2回線以上の法人契約をすると月額700円(税抜)の割引が適用されます。
さらに、通話オプションとして「だれとでも定額」を追加すれば月額700円(税抜)で10分以内の国内通話が無料に。
そのため、法人契約2台以上で割引が適用されれば、割引前のプラン基本料金で10分以内の国内通話もできる、というイメージになります。
この法人契約割引と通話オプションについては、後述するシンプルSの上のプランであるシンプルMやシンプルLも共通です。
バランスがとれた「シンプルM」
シンプルSよりもデータ容量が多いのが、シンプルMです。
同プランであれば、1カ月の高速データ通信容量は15GBまで、月額2,980円(税抜)で利用可能です。
1カ月に15GBを超えた場合は、最大1Mbpsへと速度制限がかかります。
この低速化になったときの速度はシンプルSとは異なります。
たっぷり通信するなら「シンプルL」
高速データ通信容量が多いプランを契約したい企業には、シンプルLがおすすめです。
月に25GBが使い放題で、月額料金は3,780円(税抜)です。
1カ月に25GBを超えた場合は、シンプルM同様に最大1Mbpsへと速度制限がかかります。
UQモバイルの法人携帯のサービス
UQモバイルはauの回線が使えるという特徴があり、通信速度に定評があります。
また契約解除した場合に、解除料金はかからないのも嬉しいところ。
従来はMVNOだったUQモバイルですが、2020年10月にauへの事業継承が完了したため、現在ではMVNOではなくなりました。
2021年9月からはauの「世界データ定額」のオプションも提供され始めるようです。
事業継承が完了したことによって、今後さらなるサービスの拡充が期待されます。
※ご紹介する料金プランに端末代は含んでおりません。
くりこしプランS+5G
基本の高速データ容量が3GB、余った分は翌月に繰り越せるプランで、月額が1,480円(税抜)です。
高速データ容量を超えた場合は最大300Kbpsに速度制限されます。
通話オプションは3タイプから選択が可能。
あまり電話をしない場合は「ひと月に最大60分の国内通話が定額」プラン、短時間に頻繁にかける場合は「一回10分の国内通話がかけ放題」プラン、通話が多い方は「国内通話が24時間かけ放題」プランがあり、上手に選べばコストの最適化ができるのではないでしょうか。
この通話オプションは、後述する「くりこしプランM+5G」「くりこしプランL+5G」も同様です。
くりこしプランM+5
基本の高速データ容量が15GBのプランで、月額が2,480円(税抜)です。
もちろん「くりこしプランS+5G」と同様に、余ったデータ容量は翌月に繰り越せます。
違う点は、高速データ容量を超えた場合の速度制限は、最大1Mbpsに緩和されています。
くりこしプランL+5G
基本の高速データ容量が25GBのプランで、月額が3,480円(税抜)です。
余ったデータ容量は翌月に繰り越せる点と、高速データ容量を超えた場合の速度制限が最大1Mbpsである点は「くりこしプランM+5G」と同様です。
mineo(マイネオ)の法人携帯のサービス
ワイモバイル、UQモバイル同様、格安スマホとして知られるmineo(マイネオ)も法人携帯に対応しています。
マイネオの法人携帯の特徴は、ソフトバンク、au、ドコモという3大キャリアの回線を選べる点です。
※ご紹介する料金プランに端末代は含んでおりません。
データ通信のみのシングルタイプ
データ通知のみのシングルタイプであれば、月額700円(税抜)で利用可能です。
データ容量は500MBと少なくなってしまいますが、Wi-Fiとバランス良く併用すれば、料金を抑えられます。
音声通話もできるデュアルタイプ
デュアルタイプは、データ通信月額基本料金に+610円(税抜)を追加することで、データ通信に加えて「090音声通話」(090、080、070で始まる電話番号での音声通話)が利用可能になるプランです。
さらに、利用ケースに応じて通話オプションを追加すれば、通話がお得に利用できます。
SIMごとに利用端末を割り振るため私用流用が防げる
マイネオではSIMごとに利用端末を指定します。
SIMカードは端末ごとに定められているため、私用携帯に差し込んで利用はできません。
SIMカードを私用携帯に流用してしまうと、情報漏洩のリスクにつながってしまいます。
セキュリティを考慮するとマイネオのサービスは効果的といえるでしょう。
実際の見積もりを比較することも大切
法人携帯を扱う6社の特徴や人気のプランを紹介しました。
これ以外にもさまざまなプランがあり、適用される条件も違います。
公式サイトをチェックしてお得だと感じても、実際に契約すると思っていたよりもお得にならなかった…というケースもあるので注意しましょう。
きちんと料金とサービス内容を把握してから契約するには、実際に見積もりを依頼することが大切です。
法人携帯の場合は法人携帯の契約に特化したスタッフが企業まで見積もりの相談に来てくれるケースがほとんどです。
いきなり契約せず、気になる複数の会社に見積もりを依頼して比較してみるといいでしょう。
料金が安くても通話無料の時間が限定されてしまう、月々に使えるデータ量が少なくなるなどの問題が出てくることもあります。
超過料金が発生するとかえって損をしてしまうので、これまでの通話時間や通話料、データの使用量を鑑みて最適なプランを選択することも大切です。
当社では、専任のスタッフが最適なプランをご提案させていただきますので、ショップへ来店するなどの手間は不要です。
詳しく知りたい方は、当社サイトからお気軽にお問合せください。
法人携帯はサービスやプランを比較して選ぼう
法人携帯を選ぶ際は各社でどのようなサービス、プランがあるかをしっかり比較することが大切です。
ソフトバンク、au、ドコモ、ワイモバイル、UQモバイル、マイネオの6社で用意されているプランをチェックしてみてください。
その中でも通話料を抑えられるプラン、データ通信料を抑えられるプランなど、企業の悩みに応じたプランを選ぶことでこれまで以上にお得に法人携帯を使えます。
注意事項
※「スマホデビュープラン」
・「スマホデビュープラン」or「データプラン3GB」
・加入条件(ガラケーからのりかえ(MNP/番号移行、機種変更) or 使用者が5~15歳の新規契約)
・14ヵ月目以降 2,178円/月。
・ 翌月から。基本プラン(音声)・準定額オプション+・データプラン3GB(スマホ)
・1年おトク割+・小容量割適用時。機種代金は含まず。おうち割 光セットなど、一部割引サービスは併用不可。
・一部の機種については加入できません。
・1年おトク割+が適用中の場合又は過去に適用を受けたことのある場合は1年おトク割+は適用されません。
・本データプランに関して、新規契約時の使用者となったことがある方は、再度新規契約時の使用者となることはできません。
・「おうち割 光セット」は適用対象外です。
・余ったデータ量を翌請求月以降に繰り越して利用することはできません。
・「データシェアプラス」、「家族データシェア」及び「法人データシェア」にはご加入いただけません。
・ナビダイヤル(0570から始まる番号)など対象外となる電話番号があります。
※「ミニフィットプラン+」(基本プラン(音声)とデータプランミニフィット+の総称です)
・本データプランは、一部対象外の機種があります。
・SMSや海外でのご利用分などは対象外です。
・「家族データシェア」および「法人データシェア」にはご加入いただけません。
※「準定額オプション+/定額オプション+」
・「基本プラン(音声)」でご利用いただけるオプションサービスです。国内通話が24時間いつでも無料になる「定額オプション+」と、1回5分までの国内通話が無料となる「準定額オプション+」があり、いずれも「留守番電話プラス」をはじめ、電話を便利に利用できる月額880円相当のサービスが含まれます。
※「準定額オプション+」
・無料通話には対象外があります。国際ローミング通話料、国際電話通話料、ソフトバンク衛星電話サービス、おしらべダイヤル、0180・0570など他社が料金設定している番号への通話料、番号案内(104)、ソフトバンク携帯電話から留守番電話センター宛ての国内通話などは無料通話の対象外です。
※「メリハリ無制限」
・基本プラン(音声)とデータプランメリハリ無制限の総称です。
※「基本プラン(音声)」
・家族以外との国内通話は20円(税抜)/30秒となります。国際通話、0180、0570等から始まる他社が料金設定している電話番号への通話料、番号案内(104)などは、当該通話料の対象外です。
・SMSを送信する場合、料金が発生します。
・「USIM単体専用割」などの一部の割引サービスは適用できません。
※「データプランメリハリ無制限」
・3G専用機種など一部対象外機種あり。
・SMS や海外でのご利用分などは対象外です。
・ご利用のデータ量が 3GB以下の場合の割引は、日割り計算を行います。
・解約などにより回線契約が終了する最終月は、ご利用のデータ量が3GB以下であっても割引されません。
・5G通信サービスを利用するためには、5G対応機種が必要です。
※「5Gサービス」
・当社指定の適用条件を満たす必要があります。
・5G通信サービスを利用するためには、5G対応機種が必要です。
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